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心がほわぁとほぐれました。
なんとなく置き去りにしてしまっていたけど、だいすきなものに出会うこと、それを友人と共有して共感しあうこと。
その機会は様々な理由が重なって減ってしまっているなと。
手のひらに収まるささやかな幸せが指の隙間からいつのまにか零れ落ちていることに気がつきました。
この2人の会話が輝いてみえて羨ましくて仕方がない。眩しい映画でした。

浜辺美波女優

「ずーっと誰かと○○の話をしたかったの」と満面の笑みを浮かべる75歳の雪さんに号泣してしまった。 私たちはもっと誰かとまだ見ぬ誰かと笑い合って目を見てたくさんお話ししたいのだ、大好きな○○について。歳も性別も立場も国境も超えて。 この宝石のような映画がどうぞ幻想になりませんように。素晴らしい映画を作って下さってありがとうございます。

ひうらさとる漫画家「ホタルノヒカリ」

何かを本気で好きになって、力をもらったり傷ついたりすること。それを分かち合える人がいること。
その尊さと儚さに満ち溢れた2時間。うららと雪が、2人で好きな漫画を語り合って、笑う。
そのシーンを眺めているだけで、胸がギュッと掴まれて涙が出てきました。
そんな特別なシーンじゃないのに、永遠に続けばいいのにと思った。
芦田愛菜さんと宮本信子さんをキャスティングした、誰だかよくわからないけどこの映画のスタッフに感謝状を渡したいです。

佐久間宣行テレビプロデューサー

BL漫画を読んでうっとりしてるときの二人の顔が最高だった。75歳の老婦人雪が実にナチュラルに楽しんで読んでいるのに対し、17歳の女子高生のうららが、若干後ろめたそうに読んでる対比も面白い。
うららは大好きなBL漫画を部屋では段ボール箱に隠して収納していたり、人目のある場では大っぴらにBL漫画の話をするのを控えたりしているが、この感覚は、間違ってない気がする。彼女は自分の根っこの部分とBL漫画が深く結びついてることを自覚している。何かをすごく好きになると、あまりの思いの深さに段々恥ずかしくなるのは自然な感情ではないだろうか。また男性同士の恋愛やその先を楽しむことを、他人からどう思われるかが気になるのも分かる。
その自然な感情を他人から隠すだけでなく、これからどう向き合って「好き」を開花していくかを指南してくれるのが、年月を経て酸いも甘いも経験を積んだ雪さんだ。彼女は夢中になれるものがあることが、どれだけハッピーかをよく熟知している。
枯れない欲が心の中にあり続けるのは、生きる希望。何かに思いきり愛情を注ぐとき、人は飛び込む勇気も求められる。チャレンジへの一歩を踏み出すとき、雪とうららは年の差を超えて同じ夢を見ている。

綿矢りさ作家

あの横断歩道を走って渡っている女の子はもしかしたら何世代も離れたお友達のおばあちゃまに会いに行くのかもしれない。
あのファミレスでひとりぼっちのおばあちゃまはもしかしたら孫くらい歳が離れたお友達とBL漫画家さんのサイン会に一緒に行く約束をしているのかもしれない。
普段から街の人を眺めながら色んな「かもしれない」を妄想するのですが、その選択肢が増えました。うららちゃんに雪さん。またなりたい女性キャラが増えました。ありがとうございます。

じろう(シソンヌ)お笑い芸人

好きなものを通じて年齢を超えて仲良くなり、
後ろ向きになりそうな時に肯定してくれる相手に出会えた、
そんなうららさんと雪さんの友情が羨ましく眩しかったです。
好きなマンガの実写化でキャストを知り、観たい!と思ったのは初めてでした。
素晴らしい作品を素敵なキャストで実写化して下さりありがとうございます。
映画館にも観に行かせて頂きます。

オカリナ(おかずクラブ)芸人

日本の高齢者が漫画世代に移りつつあり、これからはこんな関係のふたりが、ごく自然に生まれていくようにも思えました。ときめきを忘れない人も、探している人もぜひ観てほしいです。

くらもちふさこ漫画家「天然コケッコー」

いくつになっても心細い。努力したって壁に当たる。そんな三世代の女性を「BL」がつなぐ。壁に手を添えるとそこに現れる「推し」。私たちはそんなふうに、物語を応援して応援されて生きてきたんだよ。これまで来た道と、これから行く道を混ぜ合わせてくれる物語。あの縁側に行きたい。

末次由紀漫画家「ちはやふる」

皆が優しくてピースフルで友情も芽生える推しの世界。
日本経済は推しのエネルギーで回ることで復活するかもしれません。

辛酸なめ子漫画家・コラムニスト

「好きな作品」が連れて行ってくれる場所があり、会わせてくれる人がいたことを思い出させてくれました。うららちゃんの色々な表情、分かりすぎて大笑いしたり大泣きしたり。
宝物を時折取り出して眺めるように、何度も観る映画になりそうです。

中村光漫画家「聖☆おにいさん」

ふと手にしたBL漫画に感動して自力で映画化した経験があるので、うららと雪に共感しまくった。
日常の中で眠っている大切なものに気づかせてくれる映画だ。あと、芦田さんの演技が素晴らしすぎる。

内田英治映画監督

「好きという気持ち」は共通言語であり、夢への第一歩であり、何より正義だ。
そんな当たり前のことを思い出せる作品でした。明日からまた色々なものを好きになろう。

オカモトコウキ(OKAMOTO’S)
ミュージシャン

大事なものを大事にするだけ。そんな簡単なことを、自分で難しくしてしまうのはなぜだろう。
その気になれば手が届くところにある幸せを、この映画を観た後なら見つけられるかもしれない。

福岡晃子作詞作曲家/OLUYO社長

登場人物がみんなやさしい。
やさしさとときめきが漂う縁側から、登場人物を通して少し勇気を分けてもらえる、そんな作品です。
途中「分゛か゛る゛~」って泣きました

キヅナツキ漫画家「ギヴン」

雪さんの朗らかな性格と穏やかな生活が、うららの進路や人間関係で心がもやもやする思春期ならではの焦燥感を、優しく和らげてくれます。
お互いの趣味が高じて同人誌制作に挑戦する日々のシーンでは、作品作りをする人は皆初心に返り、心からふたりを応援したい気持ちになるのではないでしょうか。
その後も続いてゆくであろう雪さんとうららの交流も見守っていきたいと思う、心温まる作品です。

吾妻香夜漫画家「ラムスプリンガの情景」

例えば初めて好きを共有できた高揚だったり。ペンで線引く楽しさや「あなたの漫画読みました」の言葉の強さだったり。
BLが好きで読む私も描く私も沢山映画に居ました。「どこ好き!?」と、もう誰かと語りたいです!

麻生ミツ晃漫画家「リバース」

うららさんと雪さんがBL漫画について語り合っているときのあまりに幸せそうな表情、声色、雰囲気…。
自分の描いたものもこんな風に楽しんでもらいたい、せめて一瞬でもいいから!という人生の目標ができました。

たなと漫画家「スニーキーレッド」

曖昧な思春期を不器用にもまっすぐに生きる「うらら」になった芦田愛菜さんが素晴らしかった。無力でもうららは走る。自分が情けなくて走る、友達を助けたくて走る、その全力疾走のうしろ姿が美しくて胸がキュッとなりました。

鳥飼茜漫画家「サターンリターン」

“あの頃”を思い出しました。
すべてのひとが読み手であり作り手であり、
境界線はもっと曖昧だったと思い出されて
爽やかに胸が締め付けられたりもしました。

ヨネダコウ漫画家「囀る鳥は羽ばたかない」

主人公うららさんが初めてマンガを描き、雪さんと同人誌即売会コミティアに参加しようとするシーンにドキドキしました。
作品を創ることの喜びと不安がリアルに伝わってきて、思わずもらい泣きしてしまいました。

中村公彦コミティア実行委員会代表

「いつしか忘れていた。BLを初めて読んだときの、あの胸の高鳴りを思い出した
――そんな言葉が自然と出てきました。
日本最大級のBL情報サイトが、BLを愛するすべての人にすすめたい映画です。

BL情報サイト・ちるちる

優しく丁寧に紡ぎだされる物語、セリフの数々、
何よりも宮本信子さん、芦田愛菜さん、二人の演技・掛け合いに終始釘付けでした。
年の差の友情を見事に体現したうららと雪がただただ羨ましく微笑ましかったです。

大橋真シネクイント支配人